くろすけは以前アパレル企業で働いていた。
退職後もアパレル会社のニュースは無意識に気になって見ていたりする。
各社の決算や説明会資料もちょこちょこチェックしている。
そんなくろすけがここ最近感じる事をつらつらと書いていきます。
SNSとアパレル業界
写真投稿型のSNSはファッション業界との親和性も高く、特にInstagramはショッピング機能やインスタライブの拡充により活用の幅が広がっている。
EC購入の機会が増え、SNS上で商品を確認しそのまま販売サイトに進むような導線作りなっていて利用者側の利便性も高い。
最近ではコロナ禍の影響もあって、ライブコマースが盛り上がりを見せている。
「夜8時」の時間帯のゴールデンタイムでも競争が激化し、よりSNSでの繋がりが集客における重要ポイントだ。
日本のライブコマースの認知度は他国と比べてもまだまだ低く、拡大余地は大きいように思う。
インフルエンサー化するショップスタッフ
SNSにおけるブランド公式アカウントも重要だがスタッフアカウントも強化している企業も多い。
カリスマスタッフのSNSでの影響力がそのまま売上に繋がるからだ。
1万人を超すフォロワーをもつインフルエンサー販売員が複数いる企業もある。
企業はその影響力のスタッフをいかに生み出していけるかが重要なポイントになっていくだろうと思う。
どれほど影響力があるかというと、
事例としてある企業の販売スタッフが転勤になったとき彼女のフォロワー達が転勤先の店に集まり、その店舗のトップレベルの売上を記録したそうだ。
一般的に考えて転勤は繁忙期には行われないだろうからその影響がいかに大きいかわかりやすい。
要するに次の時代はBtoCではなくEtoC(従業員対消費者間取引)の時代とも言える。Employee=従業員
それを後押ししてくれる「STAFF START」のようなサービスもどんどん出てきている。
今後リアル店舗の売上はどんどん下がってオンラインを通じたスタッフ経由の売上が伸びていく可能性は大きい。
インターネットの大きな波に乗り遅れていたアパレル販売業務を大きく変えていきそうだ。
店頭でお畳みをしながら「いらっしゃいませ〜どうぞご覧くださいませ〜」という販売員のイメージは過去の物となるかも知れない。
ここまでくろすけの持論を展開してきたが、気力の限界がきたので今回はここまでにしておく。
次回は「進む個人の時代とSNSの取り組み」と題してアパレル上場会社をピックアップして持論を語っていきたいと思う。
どうぞよろしく。
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